ゆきちゃん パート2

最近ゆきちゃんは口が達者になってきました。


達者になるということは成長しているということなのでうれしいのですが、ときどき驚くほど口が悪くなります。


先日の出来事…


とうさんが熱帯魚の水換えをしている隣で水槽を眺めているゆきちゃん。

ふと見ると汚れた手で水槽をベタベタと触りまくっているゆきちゃん。

ちょっとぐらいならしょうがないかと思っていましたがずっと触っていて水槽が汚れてきたので「ゆきちゃん。水槽はあんまりさわったらあかんで。」と優しく注意したのですが、やめるどころかより一層、必要以上に、親の敵かのように触りだしました。

とうさんはむっとして「ゆきちゃんは赤ちゃんやなあ。赤ちゃんは注意しても言葉が分らないから何回も同じことをするけどゆきちゃんも同じで赤ちゃんやなあ。」

すると一瞬ゆきちゃんの手が止まって束の間の静寂のあとに







「お・ま・え〜」




んん?え?なに?誰が言ったん?

今はとうさんとゆきちゃんしかいないはず。

きっと聞き間違いに違いない。こんなにかわいいお口から出る言葉ではないじゃないか。

現にゆきちゃんも今はじっとしているし(固まってる?)



と困惑から正気を取り戻した時でした。先ほどの空耳から遅れること5秒ほど後に







「おっさんやろ!」



え?










「おまえ。おっさんやろ!」


なん なん なんだって〜?



確かにとうさんはおっさんかもしれませんが…
いやいや!そういうことじゃなくて! ええ!?

なんて言葉をはっするんだ… しばしの間とうさんは開いた口が塞がりませんでした。

身の毛がよだつような出来事ですがノンフィクションです。

とうさんがりんくん、しゅうちゃんに怒っている言葉を聞いて覚えてしまったのでしょう。

今後は気をつけなければ…




この後、

とうさん「ゆきちゃんは赤ちゃんや!」
ゆきちゃん「おまえ。おっさんやろ!」

の攻防が何回か続いたのは内緒です。